ココナッツ専門店ココウェル

8月1日は夜にもう一つオンラインのセミナーに登壇していました。それはフェアトレードショップを応援する団体であるFTSLが主催してくれた「フェアトレード交流会 vol.10」です。

今回のオンライン交流会は、新型コロナのパンデミックで影響を受けた途上国の生産者や全国各地のフェアトレードショップを応援するためのクラウドファンディングのプロジェクト「フェアトレード未来チケット」を盛り上げる目的がありました。

https://camp-fire.jp/projects/view/285346

フェアトレード未来チケットには日本全国たくさんのフェアトレードショップが参加しています。リターンの金額とショップを選ぶと、そのショップでリターン分のお買い物ができるチケットを受け取ることができます。京都、大阪を中心にフェアトレードショップを8店舗運営するシサム工房さんが音頭をとって始められ、ココウェルカフェも参加させてもらっています。

今回の交流会のゲストスピーカーは、シサム工房副代表の人見友子さん、NPO法人アクセス事務局長の野田沙良さんとココウェルの水井の3名でお話させていただきました。

2時間という限られた時間の中で、フィリピンの現状や感じていることを十分にお話する時間はありませんでしたが、この世界中に広がるコロナ禍で多くの生産者が困窮している状況を、シサム工房の人見さん、アクセスの野田さんのお話からも伝わったかと思います。

シサム工房の製品を作っておられる途上国の生産者も、厳しいロックダウンの中で予定通りの生産ができない、生産できてもロジスティクスの問題で出荷ができないという厳しい状況に置かれています。フィリピンでも工場やオフィスで働くことができる労働者の数が半分に制限されているところも多く、一部では解雇や賃下げも起きているようです。フィリピン全土ではおよそ1,000万人の失業者が出るという推計もあります。

もともと生活が不安定な途上国の生産者に対して、このコロナの感染拡大が追い討ちをかけるように彼らの生活を苦しめています。私たちに今できることは、人に優しい、地球にやさしい商品を選んで買い支えることではないでしょうか。

このコロナ禍で消費は大きく変化しています。自分自身も、外での食事が減ったり、そもそも外出が減るので不要な買い物は無くなりました。これからは厳選された消費が増えていくのだと思います。値段が安いから買うのではなくて、より自分の価値観にあったもの、食では身体に良いもの、モノでは長持ちするもの、人と地球に優しいもの、素敵な想いが詰まったもの、そういった消費が増えていくのではないでしょうか。

フェアトレードの商品はそんな全てが詰まっています。ぜひフェアトレード未来チケットにご参加いただければと思います。きっとお近くのお店も見つかると思いますし、プレゼントとして送ることもできます。