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フィリピンのナショナル・フラッグ・キャリアであるフィリピン航空が法的整理を申請するというニュースが流れています。新型コロナウイルスによる利用者の減少で航空産業は大きな被害を受けていますが、フィリピン航空も従業員3割強を削減するなど経営が厳しい状況は伝わっていました。

フィリピン航空は、アジア通貨危機後の1998年に実質的に一度倒産しています。一時はビールで有名なサンミゲルも株式を取得して経営権をもっていましたが、現在は大手財閥のLTグループ創業者であるルシオ・タン氏の傘下にあります。

創業当初は訪比の際によく利用していましたが、より安いLCCが飛ぶようになり最近は乗る機会が減っていました。とはいえ、フィリピンのナショナルフラッグ。経済への影響も大きいと思います。事業は継続する法的整理のようなので、すぐに倒産ということではないと思いますが、この危機を何とか乗り切って欲しいと思います。