■精製されたココナッツオイルには環境ホルモンの心配があるの??
→環境ホルモンが含まれる可能性のあるココナッツオイルとは、精製ココナッツオイルの中でも果肉を煙や火を焚いて乾燥させたものから搾ったオイルだと思われます。
精製ココナッツオイルはココナッツの果肉を乾燥させた「コプラ」と呼ばれるものを圧搾し、精製してオイルを抽出します。
果肉を乾燥させる際に煙や火をおこして短時間で乾燥させる方法があります。
これは一部の地域で行われている昔ながらの方法です。
環境ホルモンは、塩素を含む物質が燃焼した際に発生するので、この際に環境ホルモンがコプラに付着し、微量がオイルに残るのではないかと考えられています。
ですが、ココウェルの精製ココナッツオイル(有機プレミアムココナッツオイル)に使用しているコプラは、煙や火を使わずに「自然乾燥」させています。
そのため、環境ホルモンが付着する可能性はないと考えています。
■ココナッツオイルは性ホルモンを攪乱?成長期の子供には与えない方がいいの??
質問内容をもっと具体的に書くと、ココナッツオイルは5α還元酵素(5αリダクターゼ)を阻害するアルカリ耐性因子が含まれているので、結果的に男性ホルモンの代謝異常をきたし性分化疾患、性同一障害、精子減少などの症状があらわれるのでは??という内容です。
→5α還元酵素(5αリダクターゼ)を阻害する成分が含まれる食品はココナッツオイルの他にもたくさんあります。
・エピガロカテキン(緑茶)
・イソフラボン(大豆)
・ケルセチン(玉ねぎ)
・タンパク質
・ビタミンE
・ビタミンD
・γリノレン酸(乳製品や魚介類に多く含まれる)
・αリノレン酸(アマニ油などに多く含まれる)
・オレイン酸(オリーブ油などに多く含まれる)
・亜鉛を多く含む食べ物(牡蠣、エビ、牛肉、レバー、小麦、チーズ、卵)
・白米
など。
このリストを見ると、誰もがココナッツオイルよりも明らかに多く摂取してるものばかりです。
白米や緑茶、大豆を多く消費する日本ですが、現実的にはそういった事態にはなっていないと思います。
環境ホルモンだけにスポットを当てて問題にするのであれば、街の排気ガスのほうがよっぽど有害だと思います。
また、フィリピンやタイにニューハーフが多いのは、ココナッツオイルが原因??という信憑性に欠ける話しが出ることがありますが、そもそもフィリピンやタイの国民性や文化としてオープンな社会であること、また高い収入が得られることもあり、幼少期よりそのように育てられる子供たちもいると聞きます。
■有機プレミアムココナッツオイルのパッケージはプラスティックだけど、BPA(ビスフェノールA)の心配は??
→BPAフリー(BPAを含まない)のパッケージを使用しております。ご安心してお使いください。
―――BPA(ビスフェノールA)とは?
環境ホルモンの一つである化学物質です。
ポリカーボネートやエポキシ樹脂の原料として使用されるほか、プラスチックの安定剤などの添加剤としても使用されていて、プラスチックの食品パッケージや飲料缶の内側コーティング、缶詰の内側のコーティング、エポキシ塗料などに使われています。
一般的なプラスチック容器は、油が長期間触れ続けることでじわじわと溶け出します。BPAが溶けた油をお肌に塗ったり摂取してしまう懸念があります。
ココナッツオイルに限らず、油を別容器に移し替える際にガラスをおすすめしているのもこのためです。プラスチック容器に移し替える場合は、「BPAフリー」の記載があるものをお選びくださいね。
■原料となるココナッツには農薬を使用しているの??
→いっさい使用していません。ご安心してお使いください。
ココナッツの実が採れるココヤシは地中のミネラルを養分として成長するため、農薬や化学肥料を使う必要はありません。
海水を好むので、通常の植物が塩害で育たない沿岸部でも生育することができ、内陸地のココヤシには肥料の代わりに塩をまくこともあります。
適度な塩分はココヤシの成長を促し、雨量が少ない時は保水性を高める役割をします。