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熊本大学循環器内科のチームが、ケトン体合成に臓器を保護する機能があることを発見し、イギリス科学誌「Nature」の姉妹誌である医学雑誌「Nature Metabolism」に発表したというニュースがありました。

ケトン体とは、空腹時やMCT(中鎖脂肪酸)を摂取すると肝臓で作られるアセトン、アセト酢酸、β-ヘドロキシ酪酸という3種類の代謝産物の総称で、ブドウ糖に代わるエネルギー源です。

今回の研究では、ケトン体を合成できないマウスと正常なマウスを比較すると、ケトン体合成不全マウスは生後急速に脂肪肝になり、エネルギーを産生するミトコンドリアの機能低下も見られたとのことです。つまり、ケトン体合成そのものが肝臓を保護する働きがあるという結論です。

 熊本大学のプレスリリースはこちら
 https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2020-file/release210218.pdf

 

これは昨年の7月に滋賀医科大学がケトン体の腎機能改善の可能性を発表したのに続き、ケトン体合成の臓器保護に関する研究発表です。

 滋賀医科大学の記事はこちら
 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62041260Z20C20A7CR8000/

適度なファスティング(断食)やMCTオイルの摂取でケトン体合成を促すことは、臓器にとっても良いことが証明されつつあります。