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COCONUTIST 2021・Summer

 

ココウェルと考える“SDGs”

多様性を認め、地球環境を考え活動するヴィーガン アスリート

 

SDGs 3 すべての人に健康と福祉をSDGs 10 人や国の不平等をなくそうSDGs 13 気候変動に具体的な対策をSDGs 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 

ココウェルスタッフが気候変動について考えるコミュニティで出会ったことがきっかけでインタビューをさせていただくことになったパラリンピックアスリートの一ノ瀬メイさん。日頃から自身の考えなどをSNSで発信されています。そこで、今回はインスタライブでインタビューをさせていただきました!

 

パラリンピック日本代表選手 一ノ瀬メイさん

■プロフィール
1997年京都府生まれ。イギリス人の父と日本人の母の元に生まれる。障害は先天性の右前腕欠損。2010年アジアパラ競技大会史上最年少13歳で出場し50m自由形(S9)で銀メダル。リオパラリンピックでは6種目に日本代表として出場。200m個人メドレー(SM9)、50m自由形(S9)など5種目の日本記録を持つ。近畿大学職員、現在はオーストラリアを拠点にし、ヴィーガンアスリートとして活動。

 

つねに、いま何をするべきかを探求し続けたい!

ーーこんにちは、今日はよろしくお願いします。一ノ瀬さんはオーストラリアに拠点を移して何年ですか?

もう2年になります。

いまは、今年開催の東京パラリンピックにむかって調整をおこなっているところです。

 

 

9歳のときに出会った夢

ーー水泳をはじめたきっかけはなんですか。

私が水泳をはじめたのは1歳半の頃です。両親が家の近くにある障害者スポーツセンターに連れて行ってくれたのがきっかけです。

小学生になると、放課後水泳教室に参加するなどして泳法を覚え、もの心がつく頃には泳ぐことがあたりまえの生活になっていました。

その頃、この施設にパラリンピック水泳の監督がいらっしゃって「メイちゃんのような腕の子がでているよ」と教えてもらって、素直にあぁ、かっこいいなぁって!

それから、パラリンピックに出場することが、私の夢になりました。

 

日本では障害、海外では個性

その夢を実現するため、スイミングスクールへ通うことにしました。

でも右手が短いという理由で、入会を断られることが続いたのです。最終的には入会できるスクールが見つかったのですが、初めて日本での「壁」を知ることになりました。

 

その体験は小さいながらもすごく悔しく、悲しいものでした。


その後、父の母国であるイギリスで1年間暮らすことになって、スイミングスクールの入会申し込みに行くと「何秒で泳げるの?」と質問され、何秒と答えると、私の泳力にあったクラスに振り分けてくれました。容姿の違いや障害のあるなしではなく、個人の実力のレベルで判断するイギリスでの体験は、私の価値観に大きな影響を与えてくれました。

 

コロナ禍で広がった、自分の視点

 

ーーコロナが世界中に蔓延して、オーストラリアでも厳しいロックダウンがありましたよね。十分な練習はできなかったのではないですか?

はい、そうなんです。

この2年、東京開催のパラリンピックを目標に水泳に集中してきたので・・・

ほんとに、正直、しんどかったですね。

コロナ禍でパラリンピックは延期、ロックダウンで練習も思うようにできない日々が続きました。でもこんな時だからこそ視野を広げようと思って、ドキュメンタリー番組をたくさん観ることにしました。そこで地球の気候変動が危機的状況で、その原因の大半を畜産が占めているということを知ったんです。

 

「私が肉を食べないことで地球環境を救うことができるなら」という理由で私はヴィーガン食に切り替えました。

でも私、SDGsのことはよく理解しているとは言えません。

ただ、気候変動も含め私達のまわりには危機的なことがたくさん起きています。

だから、それらについても勉強をして、私らしく発信をしていきたいと思っています。

 

 

カラダの声を聞き、エネルギーの放出をコントロールできるヴィーガン食

ーーヴィーガンということで、アスリートとして困ったこととかありますか?

ヴィーガン食に切り替えたきっかけは地球環境への危機感でした。でも、これでパフォーマンスが落ちたなんてことになると、厳しいですよね。だからなんとしても、結果を出したいと思っていました。ほんと、自然体でヴィーガン食にしているのですけど、ウェイトトレーニングの効果を測るマックス測定や、体脂肪、筋肉量を全身測定するデクススキャンでもヴィーガン食に切り替えてからの方が、それ以前よりも最高の値を出しています。

 

 

消化のよい野菜を中心にした食事なので腸内環境のバランスがとれ、メンタル面でもとても安定しています。フィジカル、メンタルともにヴィーガンはアスリートとしてのパフォーマンスに、とても良い影響を与えているのでコーチも理解を示してくれています。

所属する日本の身体障害者水泳連盟でお世話になっている管理栄養士の方に、「このままメイがやりきって、ヴィーガンでもパフォーマンスが出せることを証明してやればいいよ」と認めてもらえたのは、本当に嬉しかったです。

 

 

ココナッツはヴィーガンの私にとって、大切な食材

ーー一ノ瀬さんは、ココナッツオイルは使われていますか?

基本的に自炊をしていますが、なかでもココナッツオイルは、私にとって大切な食材です。それにオーストラリアの日差しはとても強いので、オーガニックの食用ココナッツオイルを肌に塗っています。ココナツシュガーも普段使いしていますよ。

 

 

ーーおっ、嬉しいなー!! ところで最近、新たな活動をはじめていますよね。

はい。私の体験をふくめてヴィーガンであってもアスリートとして、しっかりパフォーマンスが出せる食事があることを知ってもらうために、トップアスリート達と「ベジンジャーズ」という共同アカウントをSNS上で立ち上げて活動しています。今後もみんなでヴィーガンアスリートとして、地球上のすべてに優しくありながら結果を残すことができることを発信していきたいと思っています。

 

ベジアスリートが集まるべジンジャーズ

ーー素晴らしい活動ですね。ココウェル としても「ベジンジャーズ」を応援していきますね。

 

今日は、本当にありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございましたぁ!

 

 

〜ココウェルスタッフから〜

一ノ瀬さんのインタビューで、たくさんの気づきがありました。

コロナの感染拡大で世界中の生活がガラッとかわりました。そんななか自ら“何かを見つけよう”とすることで、一ノ瀬さんは地球にとって大きな問題である気候変動につながっていきます。すでにトップアスリートとして活躍されているなか、問題解決のひとつとしてヴィーガンアスリートという選択をされました。SDGsには、“持続可能な開発目標”と“誰1人取り残さない”というテーマがあります。SDGsは意識せずとも当たり前の生活を見直し、自分から新しいことを見つけようとすることで、その先にゴールがあるのかもしれません。コロナ禍ではありますが、「地球のことを考えてみると、新しい生き方が見つかる。」そんなことを教えていただいたように思います。

一ノ瀬さん、東京パラリンピックに向けて忙しいなか、インタビューに答えていただきありがとうございました。

 

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一ノ瀬さんをインタビューした様子はココウェルの公式Instagramのアーカイブがありますので、こちらもチェックしてみてください!初めてのインスタライブにあたふたするスタッフの様子も合わせてご覧ください(笑)

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