ココナッツ専門店ココウェル

ココナッツ情報マガジン「ココナティスト」
COCONUTIST 2022・Spring

 

特集
お弁当にもココナッツ


少しずつ春に近づき暖かくなると、お出掛けしたくなりますね。梅や桜の季節、昨年は外にお出かけできなかったという方も多いのではないでしょうか?お弁当を持ってお花見に出掛けるのは日本らしい、すてきな習慣ですね。さて、そのお弁当にココナッツを使うと健康的で美味しく作れるというのが今回の特集「お弁当にもココナッツ」です。ココナッツを使うとなぜ美味しくなるのか、おすすめメニューのポイントなどもご紹介します。

 

 

 

その前にお弁当についてのお話

お弁当という言葉は、もともと中国・南宋時代に作られた造語『便當(べんとう)』で、『好都合な事・便利な事』を意味していたそう。それが日本に伝わり、安土桃山時代に『弁(そなえて)用に当てる』という意味から現在の『弁当』という字になったと言われています。また、この時代に箱型の『弁当箱』があらわれ、日常のお弁当だけでなく、お花見や遠足、観劇等、ハレの日のお弁当を楽しむ文化が生まれました。江戸時代に五街道が整備されると、お弁当は更に多様化していきます。現代ではコンビニのおにぎりから、割烹やレストランの豪華なお弁当までバラエティ豊かになりました。さて、意外かもしれませんが、和食のお花見弁当にもココナッツが大活躍します。お弁当の原点でもあるおにぎりに、ココナッツオイルを使うと、お弁当を美味しくする味方となってくれます。

 

 

お弁当に入れたい
ココウェルスタッフのおすすめベスト3

第1位
照り焼きチキン

甘めが美味しい照り焼きもココナッツシュガーで作れば低GIでヘルシー。ココナッツシュガーとお醤油同量ずつで、照り焼きたれをつくり、ココナッツオイルで炒めながらたれをからめます。少な目のココナッツオイルでOK。お弁当にぴったりの甘辛味が嬉しい!


第2位

お野菜フリット

揚げ物はココナッツオイルで。お弁当の揚げ物は酸化に強く、時間が経ってもサクサクなプレミアムココナッツオイルで揚げるのがおすすめ。消泡剤が入っていないオイルなので、あまり高温にすると泡がたくさん出ます。いつもより少し低めの温度(野菜素揚げなら160℃)で揚げるのがコツ。


第3位

おにぎり

ご飯を炊くときにはお米と分量の水に少量のプレミアムココナッツオイルをプラスして炊くと、美味しいだけではなく、カロリーが半分になるという効果があります。にぎるときにも手塩と共にプレミアムココナッツオイルを手のひらにつけてにぎると、 くっつかず綺麗なおにぎりに。

 

 

豆知識
カロリーが半分!?ご飯が美味しくなる理由


ココナッツオイルに含まれる良質な脂質がお米の澱粉質に入り込みでんぷんの成分を変化させて、消化しにくい澱粉(レジスタントスターチ)になる為。通常であれば、消化されやすい炭水化物であるお米がココナッツオイルを加えて炊くことで、小腸で吸収されにくい食物繊維のようなでんぷんに変化するのです。American Chemical Societyの国際会議で発表されたココナッツオイルのなるほど!な知恵です。(*)皆さまもご飯を炊くとき、お米1カップに対して小さじ2のプレミアムココナッツオイルを加えてみてください。
*ACS:2015年3月コロンボ大学 Sudhair A.Jamesの研究チームによる

 

 

 

目で楽しみ、味わって愉しい、美しいお弁当

芦屋ロコキッチンの島田弘子先生に春のお弁当を教わりました。縁高の器に小さなお料理を盛り込む”点心”の形のお花見弁当。桜の季節の素材が盛り合わせられてます。目で楽しみ、味わって愉しい、美しいお弁当です。

【献立】
・ちらし寿司 ・春菊と春椎茸の煮浸し ・ふきの信田巻き ・海老の春雨揚げ ・アスパラガスと独活の春巻き ・イカナゴ生姜煮 ・長芋桜梅酢漬 ・さつまいもの甘煮 ・一寸豆の旨煮 ・鰆の木の芽味噌焼 ・酢蓮

 

ココナッツで作るとお弁当が美味しくなる理由

和食にもココナッツオイルを少量使うことで、美味しさとヘルシーさの両立が叶います。甘煮や甘酢漬けにココナッツシュガーを利用すると健康的なだけではなく、白砂糖には無いコクが加わり、淡泊な素材の美味しさが引き立ちます。
和食の調理にココナッツオイルを使う際のコツは、オイルで炒めるだけではなく、お出汁や煮汁も加えて煮含める事。そうする事で冷めた時にもオイル分が固まりません。揚げ物の場合は素揚げや春雨揚げ等、衣が薄い方が冷めた時にも美味しくいただけます。お弁当の基本として、しっかり煮含めて汁気を出さない、揚げ物の油はきっちり切ってから詰める等も心がけたいもの。今回のような器に盛り付けるお弁当は、余白と彩り、高低差を考えながら盛り付けます。蓋をして持って出掛けるお弁当の場合も、出来れば盛り付け用のお箸を使い、汁気のあるものは汁を吸うもの(ご飯等)の隣に詰める等、彩りと役割を考えて詰めると良いですね。

お弁当作りに最適なココナッツ商品

▶︎ココナティスト2022春号の『お弁当作りにも役立つ
「ココナッツオイル」と「ココナッツシュガー」』

有機プレミアムココナッツオイル
有機ココナッツシュガー

 

さらに詳しくは、それぞれの商品ページをご覧ください。

 


お弁当制作協力:
芦屋ロコキッチン 島田弘子さん

マクロビオティック玄米菜食のお料理教室・正食協会のベテラン講師でもあり、芦屋で少人数制のお料理教室ロコキッチンを主宰する島田先生。先生の優しいお人柄であたたかな雰囲気のロコキッチンは大人気でなかなか予約がとれません。和洋問わず、その季節の旬の素材を五感を生かして楽しんでお料理しながら、美と健康を学ぶお教室です。