ココナッツ専門店ココウェル

ココナッツ情報マガジン「ココナティスト」
COCONUTIST 2021・Autumn

 

ココウェルと考える“SDGs”

若者にさまざまな機会やつながりを届ける活動

2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標“SDGs”。「誰一人取り残さない」ことを掲げ、17のゴール・169のターゲットで構成されています。「企業はSDGsにどう関わっていけるのだろう?」そんな問いから始まった「ココウェルと考える“SDGs”」公開インスタライブインタビュー!今回は、認定NPO法人D×P(ディーピー)代表 今井紀明さんです。 ココウェル代表 水井とのインタビューの模様を一部お届けします。

 

 

interview:
認定NPO法人DxP(ディーピー)
代表
今井 紀明さん(いまい  のりあき)
高校生のときにイラクの子供達のために医療支援NGOを設立。その活動で渡航した際に人質として拘束される。帰国後、バッシングを受けた経験が、孤立する10代が抱える課題と重なり、D×Pを設立。

 

 

SDGsの現状をお2人はどのように捉えていますか?

水井:今は17ゴールのうちできたことを探し、発信する企業が中心です。しかし、今後はできていないことをどうしていくかに向き合わないと、2030年までの達成は厳しいのではと考えています。 今井:SDGsにより企業の社会課題への関心は高まったと感じています。D×Pへも法人寄付が増えているのですが、これはゴールの一つである「貧困をなくそう」に対して取り組もうとしているからでしょう。

 

フィリピンへのスタディツアーの様子

 

ココウェルとD×Pは、2014年から「COCO FUND PROJECT」を立ち上げ、高校生向けのフィリピンツアーを実施してきました。 始めたきっかけは?

水井:ココウェルを始めたのは、フィリピンでゴミ山を見たことがきっかけでした。だから、多くの若者にフィリピンを訪れて欲しい気持ちがあります。今井さんからはつらさを抱えた高校生に海外を見てもらう経験が、価値観を変え背中を押す経験になると聞き、スタートしました。

今井:不登校を経験しつつもツアー参加後に、「将来はフィリピンで働きたい」と目標を持った子もいます。参加者9名全員が自分の道を作り始めています。ストリートチルドレンに出会うなど、自分とは異なる環境を目にすることで、もう1回何かしてみようと背中を押すきっかけになったようです。

水井:大学生もスタッフとして同伴するので、彼らから学ぶことも多いですね。その出会いから大学進学を選択する子も出ています。

 

DxPスタッフと学生たちとの交流の様子

 

コロナ禍により現在はツアーを実施できていませんが、 今後も希望を持てるような取り組みをしていきたいですね。

フィリピンへのスタディーツアーの様子

 

水井:2021年夏からは、フィリピンの農家支援をする「COCO FARMER PROJECT」と統合することが決まりました。社会情勢を見ながらココウェルとして柔軟な支援をしていきます。失敗しても若い時のことは笑い話になりますから、色々な経験をしてほしいです。 今井:長期化するコロナの影響で、多くの子どもが内向きになっていると感じます。移動が制限されるなどの環境変化に加え、経済的に苦しい状況の家庭も増えてきています。やりたいことを我慢せざるを得ない状況です。D×Pではコロナの影響をうけた若年層に食糧支援や現金給付を実施しています。また、学びたいという若者にパソコンを届け、プログラミングを学ぶ機会もつくりました。やりたいと思った時にやらせてあげたい。今は海外に行けなくても、世界を広げるためにさまざまな機会が必要です。そのためにも、ぜひみなさんにもココウェルの商品を購入していただきながら、10代にさまざまな機会やつながりを届ける活動に参加してもらいたい。購入は選択であり、寄付は参加です。自分が買った商品を通じて、お金が運ばれて、フィリピンの農家の方や日本の10代への支援となって届きます。ぜひ、参加してもらえたらうれしいです。

 

公開インスタライブのご視聴はこちらから

https://www.instagram.com/tv/CP5ikY5J2dc/?utm_source=ig_web_copy_link

ココウェルの公式Instagramアカウントでアーカイブをご視聴いただけます。

※開始10分ぐらいのところから今井さんが登場します。

認定NPO法人D×P(ディーピー) 

大人と子どものはざまにいる10代は、いまあるセーフティネットから抜け落ちやすい存在。身動きも取れず行き詰まる彼らをひとりにしないために、サポートが必要です。D×Pは、10代の孤立を解決するNPOです。『人とのつながり』を通して、社会の中にセーフティネットをつくります。

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またコロナの感染が拡大し、4度目の緊急事態宣言が出ているなか、ひとり暮らしや家族に頼ることができない15~25歳までの人に現金給付や食糧支援を行っています。
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