ところどころお花の形にくり抜かれた白い手すき紙に、真っ赤なリボンが印象的なバースデーカードです。
メッセージを書く時、カード本体から紙を取り外すことができます。

「パンガラ」と読みます。タガログ語で「夢」という意味です。
＜働いて貧困から抜け出したい＞＜自分で稼いで子どもを育てたい＞という夢を持つ女性や若者が、カード生産事業を行っています。

生産拠点はフィリピン・アラバット島のペレーズ地区にあります。
小さい島の中に働き口は少なく、多くの女性や若者が仕事を求めて都市へ出稼ぎに行きます。
しかし、都市部でも安定した収入を得られるとは限りません。
京都府にある認定NPO法人アクセスさんが、そんな人たちに安定した仕事を提供したいと思い始めたプロジェクトです。

このサイズのカードが2枚売れると、お米1.5kgを買えるだけの収入が得られます。
マニラ麻の手すき紙や、ビーズやリボンなどを使用して1枚1枚手作りされたカードを販売することで収入アップにつながります。
＜子どもにミルクを買ってあげられるようになった＞＜借金しなくてよくなった＞という声が上がっています。
これらのカードは「この現状は、少しずつ変えていける」と希望を持てるようになるアイテムのひとつです。