「香りのない有機ココナッツオイル」のにおいの発生について

日頃より多くのお客様に「香りのない有機ココナッツオイル」をご愛用いただき、誠にありがとうございます。本商品につきましては2024年秋に特有のにおいの発生が確認されたため、自主回収を実施いたしました。本件につきましてはフィリピン現地の製造工場と連携し、原因の解明と再発防止に向けて真摯に取り組んでまいりましたが、現在においてもごくまれににおいを感じられる場合があるとお客様のお声を頂いております。お客様にはご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心より深くお詫び申し上げます。
においの原因である遊離脂肪酸について
植物油を構成する脂肪酸は通常「トリグリセリド(トリアシルグリセロール)」と呼ばれる構造で存在しています。これはグリセリンに3つの脂肪酸が結合した油脂の基本的な形です。この状態では特有のにおいを感じることはほとんどありません。しかし何らかの要因により脂肪酸が分離し、「遊離脂肪酸(Free Fatty Acids/FFA)」として存在することがあります。
遊離脂肪酸はすべての植物油に自然に含まれる成分ですが、その割合が高くなると品質の低下や酸化(劣化)の指標とされるため、JAS規格などで基準が定められています。また国際オリーブ協会はエキストラバージンオリーブオイル内の遊離脂肪酸量は0.8%以下(※1)という基準を設けています。
ココナッツオイルに含まれる脂肪酸のうち、カプロン酸(C6)やカプリル酸(C8)などは揮発性が高いためごく微量であっても遊離脂肪酸として存在した場合、特有のにおいを発する性質があります。そのためご指摘を頂いておりますにおいは、異物混入によるものではなく、遊離脂肪酸に起因するものであることを確認しております。また遊離脂肪酸はすべての植物油に含まれる自然由来の成分であり、お召し上がりいただいても健康への影響はございません。
※1 遊離脂肪酸量をオレイン酸の分子量として換算した値

品質基準について
ココウェルでは「香りのない有機ココナッツオイル」の遊離脂肪酸量に独自の品質基準を設定しております。従来は0.05%以下(※2)を基準値と設定し管理してまいりました。
出荷前ロット検査においては概ね0.03%以下でありにおいの発生はありませんでしたが、2024年ににおいが確認されたロットは0.04%を超えておりました。この時基準値内であってもにおいが発生する可能性があると判断しました。このため基準値を0.04%以下へと見直し、さらに0.03%以下を安定的に維持できるよう、製造工場に管理体制の強化を要請しております。またロットごとの国内受入検査を強化し、最善の商品のみをお届けする体制を整えております。
※2 遊離脂肪酸量をラウリン酸の分子量として換算した値
品質の特性とお客様窓口の設置について
香りのない有機ココナッツオイルを含む当社の全ての商品は、添加物を使用して均一的な商品を作る商品と異なり、有機農産物を原料とした加工品です。その特性上、検査の徹底にも関わらず、同一ロット内でもわずかな差異が生じる場合がございます。もしご使用時にお気づきの点がございましたら、ご遠慮なくご一報頂けましたら幸いに存じます。
この度お客様からのお声により迅速かつ丁寧に対応させていただくため、従来のフリーダイヤル(お電話)による対応に加え、専用の「商品お問い合わせフォーム」を新たに設置致しました。商品の品質につきましてお気づきの点がございましたら、営業時間にかかわらずご利用いただけますと幸いです。
引き続き、ココウェル商品をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
お客様窓口フリーダイヤル
お問い合わせフォーム






