ココウェルでは10月よりスタッフ全員がローカーボ(低糖質)に関わる健康目標を掲げ、取り組んでいます。
そもそもの始まりは、9月も終わりに近づいた頃、代表の水井が突然「会社全体でローカーボに取り組みたいと思います!週明けまでに全員がローカーボに関する目標を提出してください。」と言ったのが始まり。
水井の意図は以下の通りです。
- 昨今、糖質制限や低糖質などローカーボの考え方が徐々に広まってきている。
- 栄養学のこれまでの考え方が間違いなく変わりつつある。
- 糖質制限食において、活動の主なエネルギー源となるのは脂質。
- ココナッツとローカーボの親和性が高い。
- ココナッツ専門店で働くスタッフが率先して糖質制限に取り組み、糖質の過剰摂取に対して意識を高める。
- 少しでもみんなが健康になるといい!
- 自分たちでやってみたその体験談をお客様にお伝えできれば。
そしてすでにローカーボを実践中の水井自身もすごく体調が良いとのこと。こんな感じで始まりました。
目標は個々で設定しており、「夕食のご飯を半分に減らす」「ジュースをお茶にする」といった簡単なものから、「ケトン体質にする」といった高い目標までさまざまです。
それぞれの目標に取り組みながら、改めて糖質制限においてココナッツがどのように役立つのかを勉強しました。
キーワードはココナッツオイルの主成分である中鎖脂肪酸が作り出す「ケトン体」でした。中鎖脂肪酸たっぷりのココナッツオイルこそが強い味方になるのです。
糖質とは?
糖質とは三大栄養素(脂質・たんぱく質・炭水化物)のひとつである炭水化物から食物繊維を引いたものを指します。糖質を主成分とする代表的な食材はパンやご飯などの穀類やいも類、砂糖類です。
糖質は体内に入ると消化吸収されてブドウ糖(血糖)になります。糖質は体にとって必要なエネルギー源ですが、摂りすぎると血糖値が上昇し、血管内皮を傷つけます。
高血糖状態が続くと、血液の浸透圧が上昇し、致死的な状態に陥ることもあります。これを防ぐため、インスリンというホルモンがすい臓から分泌され、血糖値を一定に保ちます。
しかし、糖質の過剰摂取によって血糖値が激しく上下するとすい臓が疲弊し、インスリンの分泌や機能が乱れ、慢性的に血糖値が高くなる糖尿病を引き起こします。
またインスリンは「肥満ホルモン」とも呼ばれ、余分な糖質を中性脂肪に変えて蓄えます。これが肥満の原因です。
人間の身体に合うのは「血糖値が上がらない食事」?
血糖値を下げるホルモンはインスリンだけですが、上げるホルモンはグルカゴン、アドレナリン、糖質コルチコイド、成長ホルモン、甲状腺ホルモンなど複数あります。
つまり、人間の身体は「低血糖を防ぐ」方向に多くの防御機構を備えているため、本来は「血糖値の上がらない食事」が合っているのかもしれません。
糖質の過剰摂取で起こる病気
- 糖尿病
- 高血圧
- 動脈硬化
- 肥満
- がん
- 脳卒中
- 心臓病
- アルツハイマー病
- 老化
- 生活習慣病全般
糖質制限のメリット
- 脂肪がつきにくくなる(肥満の解消)
- 糖尿病の予防(合併症も防止)
- インスリン分泌を抑えられる(すい臓が疲弊しない)
- 血管内皮が傷つけられない(高血圧・動脈硬化予防)
- 生活習慣病全般の予防・改善
- がん予防
- 食後に眠くならない
- 冷え性の改善(血流促進)
- アンチエイジング(肌や髪がキレイになる)
- 目覚めが良くなる
このメリットの中には、すでに糖質制限を実践していたスタッフが体感しているものも多くありました。
立ちはだかる「糖質依存の壁」
これを機に本格的に始めた人や初心者まで様々で、中には壁にぶち当たっているスタッフもいます。なかなか手ごわい壁――それが「糖質依存の壁」です。
しかし、ただ糖質を減らすのではなく、脂質(特にココナッツオイル)をうまく取り入れてエネルギー産生をケトン体回路に切り替えることで、乗り越えることができます。
まさにキーワードは「ココナッツオイルでケトン体!」なのです。
(続きは‐その2‐へ!↓)
https://www.cocowell.co.jp/blog/2017/11/17/1251/