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Special Issue 徹底解説!ココソープ

ココソープ徹底解説(ロングバージョン)

2006年の発売以来、「ちゃんと汚れを落とすけれどつっぱらない!」と、多くのファンの皆さまからご愛用いただいている「ココソープ」。今回は製法や泡立て方などを徹底解説いたします!(ココナティスト誌面に載せきれなかった、ロングバージョンです)

じっくり熟成。コールドプロセス製法

一般的な石けんは短時間で石けんを固めることができる「ホットプロセス製法」(高温で加熱しながら作る)や、コストを下げ大量生産しやすい「中和法」(油をあらかじめ脂肪酸とグリセリンに分解し、脂肪酸だけを苛性ソーダ、水と反応させる。保湿成分である天然のグリセリンが含まれません)が多く用いられています。

対してココソープは「コールドプロセス製法」で作られています。これは、油脂と苛性ソーダが反応したときに発生する熱のみを利用して、1か月以上ゆっくり時間をかけて熟成させる製造方法です。

酸化に強い油脂でしかできないスーパーファット石けん

石けんの主原料は油脂です。ココナッツオイルやオリーブオイルなどの油脂(fat)にアルカリ成分の苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加えることで石けんになります。(この工程を鹸化(けんか)と言います。)

通常の石けんは主成分である油脂を100%鹸化し、油脂が石けんの中に残らないようにします。ココソープは油脂分(バージンココナッツオイル)をあえて残したスーパーファット石けんなのです。これは石けんに保湿効果を持たせるため、加えるアルカリ成分の量を減らして鹼化を抑える作り方です。そして、コールドプロセス製法でなければこの作り方はできません。

ココナッツオイルがスーパーファットに適している理由

酸化に強い

未反応油脂をあえて多く残すこの方法だと、普通の油脂では時間とともに残ったオイルが酸化してしまいます。酸化に強いココナッツオイルならば、その心配はほとんどありません。

ラウリン酸のはたらき

洗浄力よりも保湿効果を重視する石けんを作るための方法と言われていますが、ココナッツオイルの主成分・ラウリン酸のおかげで優れた泡立ちと洗浄力を保つことができます。ココソープで洗って水で流した時、少しぬるっとした感触が残るなと感じるのは、石けんに閉じ込められたバージンココナッツオイルの保湿効果によるものです。しっかり洗浄、でもつっぱらずにしっとりするまさに理想的な石けんなのです。

洗浄力のカギはきめ細かな泡

どんな石けんでも、『泡』がきちんとできていないとその効果を発揮しません。石けんを手だけで泡立てると、一定量の泡を作るのに多くの石けん成分が必要になります。濃度が高すぎるとお肌に刺激を与えたり、逆に乾燥する原因になりますのでお避けください。ココウェルでは泡立てネットを併用することをおすすめしていますが、今回はさらに! 手桶を使った、ホイップクリームのような泡の作り方を紹介します。

※まずは手をきれいに洗うところから始めます。手が汚れていると、泡立ちが悪くなります。

1)泡立てネットを軽く水でぬらす。水をつけてから2回ほどネットを振って水を切ります。POINT:水が多すぎると泡が垂れやすくなります。

2)ココソープを数回こすりつけ、泡立てる。必要ならば少しずつ水を足す。

3)できた泡を手桶に入れ、ネットでぐるぐるとかき混ぜる。(15~30秒くらい)

4)洗う箇所に泡を乗せ、手で優しく伸ばす。POINT:洗う箇所に手が直接触れないように。間に必ず泡が挟まっているイメージです。

洗った後はオイルでしっかり保湿

洗った後、そのまま放っておくと水分がどんどん蒸発して乾燥します。タオルで水気をふき取る前の、お肌に水分が残っている状態でオイルを塗ってフタをするのが効果的です!

オーガニックバージンココナッツオイルはバージンココナッツオイル100%の美容オイル。食用オイル同様、中鎖脂肪酸が多いため分子が細かく、さらっとした使い心地が特長です。お肌への吸収も早いのでいつまでもべたつくということはありません。

日中でもオイルを塗布後いつも通りの日焼け止め対策をすれば、オイル焼けの心配はありません。季節の変わり目などでゆらぎやすい時でも、心強い味方になってくれますよ!

まとめ

ココナッツアイコン ココソープは「コールドプロセス製法」で丁寧に作られたスーパーファット石けん

ココナッツアイコン ココナッツオイルの酸化しにくさ、ラウリン酸の働きで「しっかり洗浄、でも保湿もきっちり」を実現

ココナッツアイコン 洗った後のケアは「オーガニックバージンココナッツオイル」でしっかり保湿

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