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ファッションも食もフェアトレードな選択を

ファッションも食もフェアトレードな選択を

ココナッツ情報マガジン「ココナティスト」/ COCONUTIST 2022・Summer

ココウェルと考える“SDGs”

2015年に国連で採択されたSDGsを、企業はどう取り入れていけばよいのだろう?そんな疑問から始まった「ココウェルと考える“SDGs”」公開インスタライブインタビュー!今回は、株式会社福市 代表取締役の高津玉枝さんをゲストにお招きしました。その一部をご紹介します。

インタビューの様子とキービジュアル

interview:

株式会社 福市 代表取締役 高津 玉枝(たかつ たまえ)さん

大量消費・大量生産に疑問を感じた90年代後半、フェアトレードの概念に出合う。2006年に株式会社福市を設立。2012年には阪急百貨店うめだ本店に「Love&sense」をオープン。フェアトレードの普及に取り組む。

フェアトレードのセレクトショップ「Love&sense」を運営されています。SDGsの広がりをどのように受け止めていますか?

福市 高津さん:「いつまで今と同じライフスタイルを続けられるのだろう?」という疑問から、2006年に事業を始めました。SDGsが出てきたことで、事業を多くの人に伝えやすくなりましたね。

ココウェル代表 水井:確かにココウェルが創業した2004年当時は、理解してもらいづらかった。でも、今はSDGsのゴールに当てはめることで話が進みやすくなりました。

トークセッションの場面写真

高津:概念やワードができたことは素晴らしいですが、一方で企業のマーケティングツールとして語られる側面もあります。中には、安易にサステナブルを表現している企業もありますよね。一部しかリサイクルの布を使っていないのに、商品全体をサステナブルな印象で打ち出していたり、働く人の人権まで意識が向いていなかったり。なぜSDGsの概念が出てきたのか? 企業は根本から考える必要があります。

水井:本質を考えて事業をしている企業から、そうした悩みを聞くことはあります。今はまだサステナブルの基準自体が定まっていないので、消費者が見る目を養うことも必要ですね。

フェアトレード商品の展示風景

高津:消費者もSDGsを最近知ったばかりで、本質まで理解している人はごく一部。企業のマーケティングに踊らされ、表面的な物事だけで支持をしてしまうと、SDGsが目指すゴールには繋がりません。自分の買い物がどれほど力を持っていて、世界に影響を与えるのか考え、賢い消費行動をとることが求められています。

現状を踏まえて、今後新たに取り組みたいことはありますか?

高津:食分野に強い関心があります。今までアパレル分野でフェアトレードをしてきましたが、食についてもできることはたくさんあるんじゃないかって。スーパーで販売されている食品や外食は、誰がどこで作っているものかわからないことが多く、環境にどのような影響を与えているかも不明瞭です。食のトレーサビリティや環境負荷について、勉強したり最新情報を得られるような場所を作りたいと思い、オンラインサロンを準備中です。

水井:食に関するオンラインサロンですか!面白そうです。

高津:買い物は投票と同じ。私たちの選択と行動は、企業を変えていくパワーを秘めています。だから、オンラインサロンで共に学びながら、次世代に素敵な未来を残していく仲間を増やしていきたいなって。

水井:僕らはココナッツという一つの植物を通じて、環境や人権のことをお伝えしたいと考えているので、今後ココウェルともご一緒することが増えそうですね!

「食と暮らしと環境のオンラインサロン」

私たちは今、分岐点にいます。これから数年間の私たち人々の行動が、この先数百千年にわたって影響を及ぼすと言われる時代に、未来に向けて学び、語り合う場を作りました。7月よりスタートします。フードアクティビストの田中愛子氏と環境の専門家の足立直樹氏と高津で運営いたします。

参加方法

LINE(サスティナレシピ)にお友達申請いただきましたら、詳細情報をお届けします。

▶︎お友達申請はこちらから

インスタライブのご視聴

公開インスタライブインタビューは、ココウェルの公式Instagramアカウントでアーカイブをご視聴いただけます。

▶︎ご視聴はこちらから

Love & sense 阪急うめだ本店

世界各国からフェアトレードの商品を集めて展開しています。アップサイクルのプルタブバックや、天然素材のアクセサリー、フェアトレード認証コットンを使ったカットソーなど

〒530-8350 大阪市北区角田町8-7 10階 umeda SOUQ(うめだスーク) 中央街区

TEL 06-6313-2346

■ ホームページ
https://www.love-sense.jp

■ Instagram
https://www.instagram.com/love_and_sense/

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https://www.facebook.com/LOVEandSENSE/

店舗やオンラインショップで取り扱われている商品

取り扱い商品の一例(アクセサリーやバッグなど)
フェアトレード商品の展示カット
Love & sense の店内イメージ
フェアトレード商品のビジュアル集