
フェアトレード交流会 vol.10 に登壇しました
8月1日の夜、フェアトレードショップを応援する団体「FTSL」主催のオンラインイベント「フェアトレード交流会 vol.10」に登壇しました。
この交流会は、新型コロナウイルスのパンデミックで影響を受けた途上国の生産者や全国各地のフェアトレードショップを応援するためのクラウドファンディングプロジェクト「フェアトレード未来チケット」を盛り上げる目的で開催されました。
フェアトレード未来チケットとは
このプロジェクトには、日本全国の多くのフェアトレードショップが参加しています。支援者は、リターン金額とショップを選ぶことで、そのショップでお買い物ができるチケットを受け取ることができます。
京都・大阪を中心に8店舗を展開する「シサム工房」さんが音頭を取りスタートし、ココウェルカフェも参加させていただいています。
ゲストスピーカーと交流会の様子
今回のゲストスピーカーは、シサム工房 副代表の人見友子さん、NPO法人アクセス事務局長の野田沙良さん、そしてココウェル代表の水井の3名でお話させていただきました。
2時間という限られた時間の中で、フィリピンの現状や感じていることを十分にお話することはできませんでしたが、世界中で広がるコロナ禍により多くの生産者が困窮している状況が、シサム工房の人見さん、アクセスの野田さんのお話からも伝わったかと思います。
コロナ禍が生産者に与える影響
シサム工房の製品を作っておられる途上国の生産者も、厳しいロックダウンの中で予定通りの生産ができない、生産できても物流の問題で出荷できないなど、厳しい状況に置かれています。
フィリピンでも、工場やオフィスで働ける労働者の数が半分に制限されているところが多く、一部では解雇や賃下げも起きています。フィリピン全土では、およそ1,000万人の失業者が出るという推計もあります。
もともと生活が不安定な途上国の生産者に対して、このコロナの感染拡大が追い討ちをかけるように生活を苦しめています。私たちに今できることは、「人にやさしく、地球にやさしい商品を選び、買い支えること」ではないでしょうか。
変化する消費のあり方
このコロナ禍で、消費の形は大きく変わりました。私自身も外での食事が減り、外出が減ったことで不要な買い物もなくなりました。これからは、より厳選された消費が増えていくのだと思います。
「値段が安いから買う」のではなく、「自分の価値観に合ったもの」「体に良いもの」「長持ちするもの」「人と地球にやさしいもの」「想いのこもったもの」――そういった選択が増えていくのではないでしょうか。
フェアトレードが未来を支える
フェアトレードの商品には、そうした価値がすべて詰まっています。ぜひ「フェアトレード未来チケット」にご参加ください。きっとお近くのお店も見つかると思いますし、プレゼントとして贈ることもできます。
