
突然ですが、東アフリカに位置する「ウガンダ共和国」をご存知ですか?「心の知能指数」と言われるEQが高いと言われています。それはなぜなのか・・・?ウガンダの子どもが、しっかりと皮膚感覚に刺激を与えられていることと関連があるようです。
ウガンダのお母さんは生まれたばかりの赤ちゃんを絶えず抱っこしたりおんぶしたり、まさに「肌身離さず」一緒にいます。肌が触れ合っていることで赤ちゃんの皮膚を刺激し、その刺激は自律神経の調整・中継部位である間脳に伝わります。間脳が正常に作動することで赤ちゃんの発達が早くなり、生後6か月で走ることもあると言われています。
ウガンダ流ベビーマッサージ
ウガンダのお母さんは赤ちゃんを肌身離さず育てるだけでなく、ベビーマッサージもしっかり行います。4歳になるまでは必ず続けると言われる地域もあるほど重要視されており、その際に最適とされるオイルがココナッツオイルです。
オイルで滑りをよくして優しく触れることで得られる効果は以下の通りです。
- 内臓機能や呼吸機能の向上、リンパ液の流れを促進し体の抵抗力が高まる
- 皮膚感覚を刺激することで脳の発達を促す
- 幸せホルモン「オキシトシン」の分泌が増え、情緒が安定する
- 筋肉がリラックスし関節が柔らかくなることで運動機能が発達する
さらに保湿、安眠、便秘解消などの効果もあり、触れ合うことで母親自身にもオキシトシンが分泌され精神的安定が得られます。父親や兄弟姉妹もマッサージ可能で、血のつながりがなくても信頼関係を築ける相手ならOKです。
ココナッツオイルが適している理由
欧米に伝わったベビーマッサージは一時期流行しましたが、鉱物油が使われていたため、かえって肌荒れや乾燥を招く場合がありました。その点ココナッツオイルは以下の特長があります。
- 抗菌作用のあるラウリン酸が豊富
- 酸化に強く、オイル焼けを防ぐ
- ココナッツの甘い香りでリラックス効果
- 肌を柔らかく、なめらかな状態に保つ
赤ちゃんだけでなく大人のセルフケアにも適したアイテムです。
セルフケアとしてのマッサージ
人との接触が制限される今、セルフケアとして自分に「手当て」をすることが大切です。お腹が痛いときに手をあてる、不安なときに頬に触れるなど、優しく触れることで自分自身を癒せます。強い刺激は逆効果なので注意しましょう。ココナッツオイルは浸透が早いため、マッサージ後に拭き取る必要はありません。(気になる場合はティッシュをそっとあてる程度でOKです。)
「第二の心臓」ふくらはぎのケア
まずは「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎから始めましょう。血液循環やリンパの流れを整え、疲労回復を助けます。ケアの流れは以下の通りです。
- お風呂でしっかり体を温める
- 40℃くらいのお白湯をゆっくり飲む
- ココナッツオイルでマッサージ
- 温かくして早めに就寝(23時〜3時は老廃物回収のゴールデンタイム)
翌朝は布団の中で手足を軽く動かしてストレッチするとさらに効果的です。続けることでお肌や体調の変化に気づきやすくなり、乳がんの早期発見などにもつながるとされています。
保湿と季節の対策
ココナッツオイルには高い保湿効果があり、汗や冷房による乾燥が気になる季節のケアにも役立ちます。やさしく肌に塗ることで、日常の保湿ケアとしてもおすすめです。
