フィリピン経済における新型コロナウイルスの影響
新型コロナウイルスの流行で世界中が経済的ダメージを受ける中、東南アジアではフィリピンが最も大きな打撃を受けたとされています。GDP(国内総生産)はマイナス9.5%となり、過去最悪の水準です。
観光業を中心に中小企業が休業や廃業に追い込まれており、昨年の調査では3社に2社が一時的に事業を閉鎖したとの結果もあります。それに伴い、銀行の不良債権も2倍以上に増加しています。
ロックダウンからちょうど1年が経過しましたが、新たな変異株が確認されるなど、依然として首都圏では外出や移動の制限措置が続き、不自由で不安な生活が続いています。